note の音声はこちらです。
今回は
なぜ泣けないのだろう
ということをお伝えいたします。
4分54秒の音声です。
音声と文章どちらでもお好きな方をどうぞ。
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**文章はここからです***
私は愛されています。
大きな愛で包まれています。
三人の娘たちが愛おしい。
笑い声が絶えない我が家。
夫の急逝で私たち親子は
いろいろな壁にぶつかりながら
日々前進している感覚を
掴んでいます。
あなた、私たちは大丈夫。
ありがとう
あなた。
おはようございます。
山田ゆりです。
今回は、
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なぜ泣けないのだろう
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ということをお伝えいたします。
私には弟がいた。
弟が28歳の時
突然、不治の病に罹り
わずか3か月間の闘病の末
亡くなった。
3か月間、私は
弟のベッドの脇で寝泊まりした。
最初は普通病棟だった。
しかし、まもなく病状が悪化し
無菌室(ICTU)に移った。
その時も私は弟のそばにいた。
前向きで自分に厳しい弟は
将来の夢や希望を語っていた。
無菌室での数週間は
特に弟との絆を深くしたと思う。
スポーツ万能で友達の多い弟。
そんな弟に比べて、私は
運動音痴で
友達と呼べる人はいない。
全てにおいて弟は上だった。
しかし、入院中、
たくさんの会話をし、
初めて姉と弟という関係になれた。
人生についてとか
人はどうあるべきかなど
たくさん語り合った。
夜の無菌室の中で
前向きな話ばかりが繰り広げられた。
入院中、弟は
「今まで、(お姉ちゃんより)
自分が何でも上だと思っていたけれど、
やっぱり、(お姉ちゃんは)凄いや。」
そう、弟は言ってくれた。
私も今まで、
羨ましいとしか思えなかった弟が
「愛おしい」と思えた。
弟に付き添った3か月間
本当の姉と弟になれたと思った。
弟が亡くなり
弟の遺体と一緒に我が家へ向かう車の中
私は首にかけたタオルを口に当て
家に着くまで号泣していた。
余りに泣くので
運転している葬儀屋さんは
私を亡くなった人の奥さんだと
勘違いしていた
と、後で聞かされた。
それほど弟の時は泣いた。
でも、
会社から帰宅したら
亡くなっていた夫の死後
私はまだ、まともに泣いていない。
泣けない。
泣ける気持ちになれない。
なぜなんだろう。
きっと、タオルでは足りないくらい
泣いたら、
スッキリするのだろうなぁと
思うが、泣けない。
そんな自分を
これでいいのか?
と、自問自答する時がある。
一年前に、母が亡くなった時も同じ。
アルツハイマー型認知症の母を
10年間、自宅で介護したが
私は母の死後、
まともに泣くこともなく
今日に至っている。
やり残したことがある
そんな思いがある。
「やり残したことはありませんか?」
年末によく聞く言葉。
私はここ数年
やり残したことを
ずっと引きずっている気がする。
大切な家族を亡くされた皆様は
どのようにして
自分の気持ちを収めたのだろうか。
昨日の夫の四十九日で
そんなことを思い巡らした。
今回は
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なぜ泣けないのだろう
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ということをお伝えいたしました。
本日も最後までお聴きくださり
ありがとうございました。
ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日にしましょう。
山田ゆりでした。
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