今回は4分51秒の音声で
夏の思い出。怖かったあの場所
ということをお伝えいたします。
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私は愛されています。
大きな愛で包まれています。
失敗しても
ご迷惑をお掛けしても
どんな時でも愛されています。
私は落ち込むことがしょっちゅうです。
人をねたむ時もあります。
いつも意気地なしです。
でもそれが私。
私は私の全てを受容します。
夫の急逝で私たち親子は
いろいろな壁にぶつかりながら
日々成長しています。
3人の娘たちが愛おしい。
あなた、私たちは大丈夫。
ありがとう
あなた。
おはようございます。
山田ゆりです。
今回は、
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夏の思い出。怖かったあの場所
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ということをお伝えいたします。
私は姉・私・弟の3人姉弟。
小学生の頃、その内の二人が毎年
夏休みに父の実家に泊りに行くのが
夏休みの定番だった。
父はお婿さん。
父の実家は山がすぐ近くの農村だ。
おばあちゃんの家に着いたら
父はわずかな会話をして
私たち二人を残して帰ってしまう。
おばあちゃんの家に数日泊り
最終日は従妹の家に泊った。
従妹の家が近くなるにつれて
坂道はきつくなっていった。
従妹の家の裏はすぐに山になっていた。
「スイカは体を冷やす」
これは小さい頃、母がよく言っていた言葉だ。
だから、寝る前にスイカを食べない方がいいと母は言っていた。
我が家はスイカを食べるのは日中が多かったのは、この言葉による。
でも、従妹の家では
茹でたトウモロコシや枝豆と一緒に
スイカも夜の食卓に上がっていた。
私は体は小さいが食いしん坊だった。
畑にはいくらでもスイカがあるから
一人何切れかと心配することはなかった。
だからお腹いっぱい食べた。
すると、夜、お手洗いに行きたくなる。
朝まで我慢しようとするがこらえきれない。
そして、従妹のお母さんを起こして
一緒に行ってもらった。
一人では行けないのか?
そう、あの頃、小学生の私は
一人でお手洗いに行けなかった。
自分の家では勿論一人で行けた。
でも、従妹のお手洗いには絶対一人ではいけなかった。
それはなぜか?
従妹のお手洗いは家の中にはなかった。
家を出て、山側に向かって坂道を歩いたところに
お手洗いだけの小屋があった。
しかも、そこまでの道のりもお手洗いにも
電気設備はなかった。
だから、夜、そこに行くには
懐中電灯を持っていかなければならなかった。
おばちゃんが懐中電灯を持ち、
私はおばちゃんの左手を握って歩く。
アスファルト舗装なんてされていない。
土の坂道だから、気を付けないと滑ってしまう。
あたりは真っ暗だった。
懐中電灯が照らすその足元だけが明るかった。
オバケが出たらどうしよう。
私はおばちゃんの手を
時々ギュっと握りながら
その小屋にたどり着いた。
便器は、床が少しだけ切り抜かれていて
前に板が立っている。
その切り抜かれているところをまたいで
下を見ると吸い込まれそうになる。
だからなるべく見ないようにした。
部屋の中は真っ暗なので
おばちゃんが懐中電灯で前方を照らしてくれた。
前の板を本当はつかみたくなかった。
でもそれが自分の命を繋いでくれる大事なものだと
子ども心に思っていたから
嫌だけれどその板をしっかりつかんだ。
左側の隅には、チリ紙が山盛りに積まれていた。
美味しかったけれど、
スイカを食べなければ良かったと
私は毎年反省していたような気がする。
あれから50年以上経った今でも
あのお手洗いは怖かったねぇと
姉と話の花が咲く。
今回は
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夏の思い出。怖かったあの場所
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ということをお伝えいたしました。
本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。
ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日にしましょう。
山田ゆりでした。
◆夏の思い出シリーズ
こちらもどうぞ。
①夏の思い出。麦わら帽子の父の後ろ姿。
https://note.com/tukuda/n/n97cba240a11a
②夏の思い出。かやぶき屋根のおばあちゃんの家。
https://note.com/tukuda/n/nc8344d2b4f81
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