note 一人事務の気楽さを満喫していたあの頃

note 会社・仕事

今回は8分53秒の音声で
一人事務の気楽さを満喫していたあの頃
ということをお伝えいたします。
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**文章はここからです***
私は愛されています。
大きな愛で包まれています。

失敗しても
ご迷惑をお掛けしても
どんな時でも愛されています。

私は落ち込むことがしょっちゅうです。
人をねたむ時もあります。
いつも意気地なしです。

でもそれが私。
私は私の全てを受容します。

夫の急逝で私たち親子は
いろいろな壁にぶつかりながら
日々成長しています。

3人の娘たちが愛おしい。
あなた、私たちは大丈夫。

ありがとう
あなた。

おはようございます。
山田ゆりです。

今回は、
=============
一人事務の気楽さを満喫していたあの頃
============
ということをお伝えいたします。

私はこれまで何度も転職をし
今の会社に落ち着いて十数年になる。

これまで一貫して正社員の事務を通算30年以上してきた。
今の勤務先のように事務係が数人いるところもあれば、
事務係が一人だけ、
つまり「一人事務」の会社もいくつか経験した。

初めて「一人事務」をした時は
自分ひとりで事務をやれるだろうかと不安だった。

疑問点があっても聞く相手がいない。
今のように、分からない事があれば
PCで検索、なんて時代ではなかった。
PCは事務所に1台、特別なところに置いていて、
大きな布が掛かっていた。
PCは使う時だけ電源を入れる、
そんな時代だった。

だから、私は、分からない事は関係機関に電話するか
直接出向いてお聞きしていた。

長女が中学生になった頃。
何度目かのその転職先は
長女が通う中学から
小さな公園を挟んですぐのところにあった。

だから、通勤時間は車で8分位。
その会社は通勤距離に関係なく通勤手当は一律1万円だった。
一か月のガソリン代が3千円位だったから
とても助かった。
基本給も周りの企業に比べ少し高めだった。

朝、数人の営業マンが集まり
朝礼が終わると皆さんは
夕方までほとんど誰も帰ってこなかった。

その会社の事務はそれほど忙しくはなかった。
受注単価が大きいため、頻繁に売り上げが上がる事はなく、
その分、私はのんびり仕事ができた。

その営業所が出来てまだ数年だったから、
顧客リストも100名はいなかった。

私が仕事で出かける時は
会社の電話を自分のPHSに転送をかけ、
顧客リストを鞄に入れて出かけた。

だから、お客様から電話がきたら
その場ですぐに顧客リストを開いて
いつ、どんな商品をお買い求めくださったお客様なのかを

把握しながら電話を受けていた。

その営業所は営業室とトイレと給湯室くらいで
休憩室はなく、お昼は自分の机で食べた。

お天気の良い日は、
電話を自分のPHSに転送をかけ顧客リストを持ち、
公園でお弁当を食べた。

会社のすぐ隣に小さな公園があった。

子育て中のママさんたちが
ベビーカーを押している姿。

噴水ではしゃぐ子ども達の声。
小鳥のささやき。
背中がポカポカになりウトウトする。

なにより、娘のすぐ近くにいることが嬉しかった。

仕事は思っていたほど難しいことはなかった。
本社の事務との連絡は基本、
文字でのチャットだった。

分からない事はその都度チャットで聞けたから
仕事を覚えるのも早かった。
この会社に入る時、
前任者との引継ぎは一日だけだったが

傍に教える人がいなくても
チャットがあればある程度補えるのだと分かった。

当時、チャットを使っている会社に勤めたことがなかったので、
この会社は新しいと感じた。

顧客が少なく仕事の量は多くない。

日中、誰もいない。

現金は本社が扱うから
営業所はお金を管理することがない。
お客様からの入金は全て振込によるから
現金で回収することはない。

これほど楽な職場はない。
日中、営業所内の清掃や片づけをしても
自分の時間はたくさんあった。

だから、特にやる事が無い時は
当時勉強していた問題集を持ち込んで
問題を解いていた。

娘たちの学校にも近いから
参観日などの行事にも参加しやすいだろう。

できればずっとここにいたい。
そう思っていた。

しかし、世の中はそううまくはいかなかった。

営業成績の悪い営業所は閉鎖すると本社が決め、
その対象に私の勤務先も含まれた。
それは私が3か月間の試用期間が終わる12月下旬の頃だった。

そして、12月いっぱいで私の通っていた営業所は
閉鎖されることになった。

そして私は1月から本社勤務に決まった。

本社までは車で1時間かかった。
しかも途中、山越えをしていかなければいけない。

通常の季節は車で片道1時間くらいかかる。
しかし、雪の期間は2時間近くかかる。
また、その道は主要道路だから朝晩ラッシュになる。

しかも、始業時刻は8時だが
遅くても7時30分までに来るようにと言われた。
つまり、遅刻をしないようにするには
朝5時半頃には自宅を出なければいけない。

左右に何もないところを走る。
吹雪の時は周りが真っ白になり、
ライトを点けて走行しなければいけない。
前が真っ白だから、突然、
対向車のライトが見えてヒヤッとする時がある。

私は会計事務所時代に、
その市にある会社へ月次監査をしに行っていたから、
何度もヒヤリとした経験がある。
だからあの道路を冬期間運転することの怖さを知っている。

その会社に入社して3日間、
本社に研修に行ったから、
本社までの道のりの感覚は分かっていた。

私が本社勤務になったらどうなるのか考えてみた。

・冬期間は、遅くても
朝5時半頃には自宅を出なければいけない。

・通勤手当は通勤距離に関係なく1万円。
これまではかなりお得だったが
本社に通勤になるとガソリン代はその金額を優に超える。
ガソリン代が多く掛かっても通勤手当は変わらない。

・冬期間、吹雪いたら
道路の区切りがわからなくなるほど危険な区間を
走行しなければいけない。

やっと3か月で仕事を覚えたが
諸々の理由により
私はその会社を退職した。

今の会社にたどり着くまでの良い経験だった。

今回は
============
一人事務の気楽さを満喫していたあの頃
============
ということをお伝えいたしました。

本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。
ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日にしましょう。

山田ゆりでした。

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