よく、パソコン用語で クッキー(Cookie)という言葉を耳にしますが、このクッキーとは何でしょうか?
クッキーとは、パソコンやスマホなどからWebブラウザ(Google Chrome や Internet Explorerなど)にアクセスした際、そのWebサイトのサーバーから送られてくる小さな情報(ファイル)のことを言います。
こちらの記事では、アフィリエイトをやっているとよく出てくるクッキーという言葉の詳細と、アフィリエイトの中でのクッキーの役割についてご説明いたします。
目次
クッキー(Cookie)とは?
あなたがウエブサイトに訪れると、サーバーからパソコンやスマホに小さなデータ(ファイル)が送られてきます。これがクッキーです。クッキーのファイルには、「クッキーの名前」「訪問したサイトのドメイン名」「ユーザー毎のID・有効期限」などが書かれていて、アクセスしたユーザーを識別することが可能です。
いろいろなウエブサイトに訪れるたびにあなたのパソコンやスマホは相手のサーバーからクッキーをもらい、自分のクッキー箱に入れておきます。
クッキーには、あなたがそのウエブサイトでどんなことをしたか記憶されていますので
次回、そのウエブサイトを訪れた時には、
相手のサーバーがあなたのパソコンの中のクッキーを見て、
「〇〇さん、毎度!前回はこんな事をされましたね。じゃあ、今日はその続きからどうぞ!」と対応されます。
もう少し詳しく説明しますね(*^-^*)
クッキー(Cookie)の具体例
例えば、通販で
あなたは、こんな経験をされたことはありますか?
ネットショッピングで買い物かごに入れて、いろいろ見て回った挙句に
「やっぱり今日は買うのをやめよう」ということで、
買い物かごを削除しないでそのサイトをしめました。
後日、そのサイトを開いたら、買い物かごに入ったままだった・・・
これはクッキーによって「買い物かごに入れた情報を保存する機能」が働いたからです。
逆説的には、クッキーがなければ、買い物かごに気になった商品を入れてすぐに別のサイトに飛んだ場合、飛んだ時点で買い物かごに入れた記録はなくなります。
そして、「やっぱりあの商品、欲しいな」と思い、先ほどと同じサイトを開いた時は、また最初から買い物を始めなければならないという面倒なことが起こります。
例えば、パスワード認証の画面で
何度か訪問しているWebサイトで最初からメールアドレスやIDやパスワードなどが表示されているという事がありませんか?
それはなぜかと言うと、Webサイトに一度訪れると、そのWebサイト側は「あなたが将来必要とするだろうあなたの情報」をクッキーを使ってスマホやパソコン内にあらかじめ入れておきます。
だから、そのWebサイトに二度目にアクセスした時には、そのクッキー機能により
メールアドレスやIDやパスワード(非表示)が既に画面表示されるのです。
これは、そのサイト側があなたのメールアドレス・ID・パスワードなどの情報を知っているのではなく、あなたのスマホやパソコンにあるクッキーを相手のサーバーが読み込んで、IDなどの情報を画面に表示しています。
例えば、広告表示の画面で
yahoo! や Googleなどの検索エンジンでは、あなたが訪れたサイトをクッキー機能を使って
あなたがどんなものに興味を持つのかを、今まであなたが訪れたページなどを分析して
あなたに合った広告を表示するようにしています。
たとえば、このyahoo!の右側赤枠内の広告です。ここは、見る人によってそれぞれ違った広告が表示されているんですよ。
だから、同じサイトを見ていても、その画面の脇に表示されている広告は
クッキー機能により表示されていますので、人によって全く違う広告が表示されています。
クッキー(Cookie)の名前の由来
クッキーと言えば、普通、お菓子を連想しますね。私もそうです。
このクッキーもお菓子のクッキーから来ています。
「サーバーコンピューターに食べられるデータ」という意味から来ています。
また、毎回表示が変わることから「フォーチュンクッキー」(毎回違う中身が出てくるクッキー)から来ているとも言われています。
アフィリエイトはクッキー(Cookie)を活用しています
その1 アフィリエイトの定番
例えば、あなたがブログで楽天アフィリエイトの飲料水を紹介し、
Aというブログ訪問者さんがあなたのブログの飲料水の広告をクリックして購入したら、
Aさんのパソコンの中のクッキー機能によって、
あなたのアフィリエイトリンクからAさんが購入したという事が分かり、
あなたに数%のアフィリエイト報酬が入ります。これは一般的なアフィリエイトですね。
でも、その他に、クッキーのお陰で次のようなことも起こります。
その2 クッキー(Cookie)の有効期間内であれば、当日でなくても同じ商品を購入されると報酬の対象になります
10月1日
Aさんはあなたのブログの中の広告(飲料水)のアフィリエイトリンクをクリックしましたが
結局は何も購入しないでパソコンを閉じました。
実は、ここで、Aさんにはクッキーが送られていて、そのアフィリエイトリンクをクリックさえすればあなたにアフィリエイト報酬が入るようになっています。
10月2日
Aさんは、楽天の公式サイトから入っていき、その飲料水を購入しました。
すると、ここでクッキーの履歴により、あなたのアフィリエイトリンクから購入されたことが紐づけられ、後日、あなたにアフィリエイト報酬が入ります。
つまり、あなたのブログでアフィリエイトリンクをクリックさえすれば
クッキーの機能によりその履歴が残っているので、Aさんが別サイトからはいっていても
(つまり、昨日はあなたのサイト。今日は楽天の公式サイト)
あなたのアフィリエイトリンクだと判断されて、あなたにアフィリエイト報酬が入る仕組みです。
ほとんどの人は、昨日と同じブログをわざわざ開いて購入しようとしませんよね。
どのブログだったかも覚えていない方が多いからです。
だから、こういう機能はありがたいですね。
「クッキーの有効期間」については、あとでご説明いたします(*^_^*)
その3 クッキー(Cookie)の有効期間内であれば、当日ではなくても、また、楽天の場合は、別の商品を購入されても報酬の対象になります
10月1日
Aさんはあなたのブログの中の飲料水の広告をクリックしましたが、
結局その日は何も買わずに終わりました。
10月15日
クッキーの有効期間内(楽天なら30日間)に、Aさんが楽天でパソコンを購入しました。
すると、そのパソコンに対する報酬(数%)が後日あなたに入ります。
Aさんが買ったのはアフィリエイトリンクを貼っている飲料水ではなくパソコンなのですが
アフィリエイト報酬があなたに入ります。
これは魅力的ですね(*^-^*)
紹介している商品と違うものが売れても、
あなたにアフィリエイト報酬が入ってきます。
つまり、クッキーの有効期間内であれば、
紹介しているものと全く違う商品が売れても報酬が入ってくるという事です。
これはかなり魅力的ですよね。
ある日、身に覚えのない報酬が入る事がありますが、
これはクッキーの機能のお陰なんですよ。(*^_^*)
ただ、注意してほしいのは、このクッキー情報は、1回商品を購入した時点で消えます。
30日間まであと何日もあっても、1度商品が購入された時点でクッキーは消えてしまいます。
クッキー(Cookie)の有効期間はASP毎に違いがあります
とりあえずアフィリエイトリンクをクリックしてもらえば報酬が期待できるので
積極的に試してみてはいかがでしょうか。
ところで、同じ商品でも、ASPによってクッキーの有効期間が違います。
Amazonアソシエイトや楽天アフィリエイト以外のASPでは
クッキーの有効期間を再訪問期間というところもあります。
ASP | クッキーの有効期間 |
Amazonアソシエイト | 24時間 |
楽天アフィリエイト | 30日間 |
A8.net | 1日~60日間(プログラム毎に設定) |
バリューコマース | 1日~60日間(プログラム毎に設定) |
アクセストレード | 1日~60日間(プログラム毎に設定) |
アフィB | 60日間 |
楽天アフィリエイトはクッキー(Cookie)の有効期間が現在の30日間から24時間になる予定
実施時期は未定ですが、楽天アフィリエイトは24時間に短縮されます。
30日間だったのが24時間に短縮される、これは大きな痛手ですね。
しかし、有効期間が短くなりますが、アフィリエイトの料率はアップするそうです。
現在、原則1%ですが、今後、カテゴリによって
食品グルメ 8%
ファッション 8%
日用雑貨 5%
家電・型番商品 2% になります。
今まで、とにかくクリックさせればいいというスタンスで稼いで来られた方には
有効期間が24時間に変更になるのは大きな痛手を生むでしょう。
しかし、きちんと読まれる記事を書いている方にとっては、
クッキーの有効期間が短くなりましたが、料率が現在の1%から最低でも2%、
最大8%になるので、これは大きなチャンスです。
クッキー(Cookie)によって個人情報が盗まれたりすることはありません
以前の情報が残っていると便利な反面、それにより、サイト側に個人情報を盗まれるのでは?と不安になるかもしれませんね。でも、安心してください。
クッキーの情報は全て暗号化されていますし、そもそも、クッキーは個人情報を読み取る機能がありません。
よって、クッキーが有効になっていても個人情報を盗まれることはありません。
注意!「クッキー(Cookie)が上書き」されると、報酬は発生しません
例えば、また楽天の場合で説明いたします。
楽天のクッキーの有効期間は今のところ30日間です。
Aさんがあなたのアフィリエイトリンクをクリックしました。
数日後にAさんは別の楽天アフィリエイターさんのアフィリエイトリンクをクリックしました。
すると、別の楽天アフィリエイターさんのクッキーが有効になります。
これをクッキーの上書きと言います。
だから、クッキー期間が長くても安心はできないのです。
クッキーに頼らず、商品を即決してもらえるような記事を書くことが必要です。
まとめ
いかがでしたか?ちょっと難しかったでしょうか?
ウエブサイトに訪れると、相手のサーバーからパソコンやスマホに小さなデータ(ファイル)が送られてきます。これをクッキーといいます。
クッキーのファイルには、「クッキーの名前」「訪問したサイトのドメイン名」「ユーザー毎のID・有効期限」などが書かれていて、アクセスしたユーザーを識別することが可能です。
いろいろなウエブサイトに訪れるたびにあなたのパソコンやスマホは、
Webサイトのサーバーからクッキーをもらい、自分のクッキー箱に入れておきます。
そして、次回に訪れた時、相手側があなたのメールアドレス・ID・パスワードなどの情報を知っているのではなく、あなたのパソコンにあるクッキーを相手のサーバーが読み込んで、IDなどの情報を画面に表示します。
また、アフィリエイトはクッキーを活用していてとても重要な役割をしているのが分かりましね。(*^-^*)
これで、クッキー(Cookie)とは?アフィリエイトをする時のクッキーの役割と有効期間を終わります。
長い記事をお読みくださりありがとうございました。
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